不登校が必然の感覚過敏だと原因究明しても学校復帰は無理?脱出法は?

不登校の原因を考えるお母さん 学校・進路

不登校になりやすい子供の特徴は様々ですが、感覚過敏があると学校環境に適応しづらくて不登校になりやすいのですよね。

ウチの娘の場合、小学校入学後に感覚過敏と作業療法士から指摘されました。そして、その症状が学校生活に悪影響を及ぼして不登校になってしまいました。その後転校や不登校を2回繰り返した結果、

ウチの娘は感覚過敏を理解してくれる環境じゃないと無理なのね。

それには、先生の理解が一番重要だわ。

という結論になりました。でも、実は子供の特性だけが原因ではなかったのですよね。娘は以下のような思いがあったようです。

学校の『あんなこと』や『こんなこと』も嫌だったんだよー!

学校への行き渋りが見られるようになってから娘とよく話し合うようになりましたが、そこで見えてきたのが、原因は1つでなく多岐に渡っていることでした。中でも大きいのが校則や先生の教育方針など、学校生活上の原因が大きかったのです。

来年春からは高校生活に突入予定ですが、高校生活をハッピーにするためには不登校になった原因究明が重要だと考え、今回思いつく限り洗い出したところ、意外な事実が分かってきました。

この記事では・・・
娘が不登校になった原因を分析し、今後不登校を改善するためにはどう考えていけば良いのかまとめました。
こんな方におすすめ!
なぜ子供が不登校になったのか、次に失敗しないためにはどうすれば良いのか糸口が見つからず悩んでいる保護者

★我が家では、引っ越しと転校を合計3回して、成功体験、失敗体験両方してきました。その詳細については以下の記事などをご覧ください。

【小学校での不登校】
不登校その後はどうなった?原因が先生だった1校目小学校の実例と反省
小学校が怖い、つまらない。支援級で不登校へ至った発達障害児の事例
不登校で保健室登校が駄目だった理由。対応してくれた小学校との違い。

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不登校が必然だった感覚過敏、ウチの娘の原因は?

ウチの娘の場合、発達障害特性もあるけど、それよりも感覚過敏の症状が酷くて学校生活に耐えられませんでした。

感覚過敏の中でも特に酷いのが以下の3つです。

嗅覚過敏
聴覚過敏
潔癖症(視覚・触覚)

では次に、感覚過敏の具体的な症状についてお話しします。

嗅覚過敏が原因の症状

隣の席の生徒の服のニオイが嫌!

嗅覚過敏の場合、洗剤や柔軟剤のニオイには非常に敏感です。娘の場合、メーカーによって可・不可があるものの、柔軟剤はほぼ全商品NGです。

ということで、同級生が着ている体操服やジャージのニオイが嫌だ、と言うことが多くて困りました。特に、支援級の場合は日中ジャージや体操服で過ごすことが多く、毎日洗濯してくるので教室内にニオイが充満してしまうのです。

また、学校で時々体育の授業で学校所有のビブス(ゼッケン)やハチマキ等を使うのですが、これはそのままだと学校の洗剤のニオイが染みついて気持ち悪くなるため、事前に預かり家で洗濯し直してから学校で使うことにしました。

(ただし、1回だけの洗濯だとニオイが完全に落ちないため、酸素系漂白剤で浸け置きした後に洗剤で洗っていました。)

水道のニオイが嫌!

全国的に公立小中学校の水道流し台はステンレスが多いはずです。でも、新品ならキレイですが、ステンレスは徐々にカルキがついて白くなり、放置してしまうと「まだらな白色で、汚い状態」になってしまいます。また、不思議なことに、古い水道ほど湿気が多い傾向があるのですよね。そして、そういう水道だと湿気臭も非常に気になっていました。

ということで、娘の学校選びの際に最初にチェックするのは「水道や流し台が汚くないか」なのです。

聴覚過敏が原因の症状

クラスメイトの声が大きい

聴覚については遠くの話し声でも聞こえてくるくらい感度が良いのですが、逆に大きい音や声が辛いようです。
娘の場合は聴覚過敏に加えて「誰に向けて話しているか判別するのが苦手」な特性があるため、先生が集団内で誰かを叱ったり、生徒が逆切れして大声で怒鳴っている場面に遭遇すると、

怖いよー!何か分からないけど怒られた!

と勘違いして怯えていたのです。

中学では付き添い登校していたのでこのような場面は避けたり、娘に「自分のことではないよ」と言い聞かせてクールダウンさせていましたが、小学校では授業中にこのような場面が多かったため、声の大きい男子生徒や活発な男女生徒を怖がっていました。

ちなみに、聴覚過敏については大声の他、機械音(駐車場の出庫音や電車の踏切音など)が苦手なので、学校内よりも校外学習等で外に出る際の方が困難に遭遇する確率が高かったです。

潔癖症(視覚・触覚)が原因の症状

錆びている物に触りたくない!でも学校は古い物ばかり。

支援級の場合、学校で貸し出してくれる道具が多いです。でも、それらの道具は結構古い物が多いのですよね。贅沢言ってはいけないと思うけど、道具の「錆び」は見た目も嫌だし触るのも気持ち悪い、と娘は感じていました。だから、貸し出し用品が嫌だったのです。

そこで、必要な道具(ホチキス、穴開けパンチ等)は自前で用意するという対応をしました。

こうすることで解決したつもりでしたが・・・古いのは小道具だけではないのですよね(。-_-。)
自分で座る椅子のパイプ部分も錆びていたのです。そして、何かの行事の時に体育館やグラウンドに椅子を運ぶこともあり、その際に

錆びてるから触れないよー!

と言って周囲を困らせてしまいました。

そこで、対応策として、軍手やビニール手袋をはめて持ち運ぶことにしました。でも、非力な娘がこういう手袋をして持ち運ぶとなると手間がかかってしまい、集団から遅れてしまうことが多くなり。最終的には椅子を錆びていないものに交換してもらうことになりました。

物を学校の床に置くのが嫌!

娘は極度の潔癖症なので、

学校の床は汚いから、物が落ちたら二度と触れない!

と常に思っています。

ですので、例えば鉛筆等を誤って落としてしまった場合には、拾う際に使い捨て手袋をしたり、拾った鉛筆には携帯用エタノールスプレーを吹きかけているくらい「汚い物」に対する拒絶傾向があります。

でも、一番困ったのは体育館での集団行動でした。体育館に行くと体育館履き(スニーカー)に履き替えるのですが、娘の中学では靴袋を、体育館の前の踊り場(床)に放置しなきゃいけないルールだったのです。でも娘は

靴袋を床に置くと汚れるから嫌だよ!

と言って履き替えるのを拒むこともありました。

最終的に、靴袋を体育館内の床以外の場所に置く方法で解決しました。

不安から過換気症候群に陥る

上記のように、娘の感覚過敏はかなり酷かったため、学校ではあらゆる物事に神経を尖らせていて常に緊張状態でした。また、娘の過敏に対して対処できた物事もあったのですが、それでも娘にとっては本質的な解決には至っていなかったようです。

(対処したところで、例えば「床は汚い」という事実は変わらないし、自分が触らなくても錆びのついた道具は教室内に沢山あり、視覚に入ってしまうからです。)

そして、何かの拍子に、

息が出来ない!どうしよう!?

と、息をゼイゼイし始めてしゃがみこむ等、具合が悪くなりパニックに陥ることが時々ありました。

この症状は暫く休んでいると落ち着いてくるのですが、本人も周りもどうしたら良いのか分からず焦ります。そして、後日病院で相談したところ、過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)かもしれない、というような話になりました。

その他、娘の場合は逆流性食道炎などもありました。娘の場合は症状がなぜか夜中に起こることが多く、学校ではさほど問題にはなりませんでした。

とはいえ、医師には

学校にいる間ずっと緊張していれば、体調悪くなるのも当然です。

と断言されてしまいました。そして、これらを軽減するには、出来るだけ緊張しないで済むような環境や薬が必要だという結論になりました。

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不登校の原因で学校生活上の意外なこと

娘の場合は感覚過敏が酷いため、日々の学校生活では

  • 過敏による困難をどう切り抜けるか
  • 先生の協力をどう仰ぐか

この2点に注力していたのですが、学校が嫌になる原因はそれだけではなかったのです。

普段私が付き添い登校をしていたので、娘が不穏な空気を醸し出していることに気づくのは簡単だったのですが、まさか、そんな部分まで気になるとは思っておらず、娘が心に壁を作っていくたびに、『しまった、そんなことも嫌だと感じているのか・・・』とショックを受けました。

娘が嫌がっていたのは校則を中心とした、学校の決まりごとでした。

・靴下が白色限定。
・髪ゴムが黒か紺色、飾り無し限定。
・女子のみベスト着用が必須。
・校則が存在する理由を教えてもらえない。

では、1つずつ詳しくお話しします。

校則で靴下が白色限定

我々親世代にとっては靴下なんて「どうでも良いことでは?」と思うことでも、あらゆる物事を気にしてしまう特性の場合、靴下の色まで気になってしまうようです。娘の通う中学校の近くには、黒色や紺色の靴下を履く私立中学と高校があり、娘にとってはその制服がとてもおしゃれな雰囲気に見えていたようです。

制服はその学校の生徒しか着られないので仕方ないと諦めていたようですが、靴下の黒色に未練があったようで、「あの靴下羨ましい・・・」と思い始めてから数ヶ月間、ずっとブツブツ言っていました。

校則で髪ゴムが黒色か紺色で飾り無し限定

髪型についても男女ともに厳しい学校があるようですが、娘の中学の場合は、髪ゴムが黒色か紺色など地味な色で、飾りは一切駄目という決まりになっていました。こちらも靴下と同様に、親からするとごく普通のルールという認識でしたが、娘はこういう部分にも窮屈さを感じるのか、数回違反したことがあります。といっても、紺色で、本当に地味な5mm幅程度のリボンのついた髪ゴムだったのですが。

それでも支援級の先生に指摘されてしまい「リボンが飾りだから駄目」と言われてしまい、ふてくされていました。仕方ないので、同じゴムで蝶々結びになっている飾りゴム(下の画像参照)や、三つ編み飾りのゴムを使い、決まりの範疇で娘のおしゃれ心を満足させるものを使うことにしました。

 

 

女子のみベスト着用が必須

女子の制服にはベストがあるのに男子の制服にはベストがない、という学校が多いと思いますが、女子だけというのは不思議ですよね。胸を隠す目的なのかなあ、とも想像しているのですが実際のところは不明です。

そして、娘にとっては

ベストなんてカッコ悪いし男子は着てないじゃん!ずるいよ!

という気持ちだったのです。

公立中学だとシンプルなデザインが多いですよね。可愛い制服に憧れている娘にとって、Vネックでシンプルなデザインは「可愛くない」の一言でした。それに加えて、着る時間がかかって面倒臭いという気持ちもありました。しかも、支援級の場合には毎日学校で着替えがあるので、ベストの脱ぎ着だけでも時間を相当ロスしてしまうのです。

そこで、違反と知りながらもベストは一切着ないで済ませていました。先生に指摘されても聞く耳持ちませんでしたね・・・(。-∀-)

ただ、冬はブレザーを着るのでベストの有無は分かりません。だから着なくても問題ないのですが、夏はバレてしまいます。そこで、風紀の先生に相談したところ、学校指定のポロシャツを着ればベストを着なくても問題ないということになりました。

厳密に言うと、娘の通う中学校の校則では、「ベストは必須」という表現ではなかったのです。ただ、今までの慣例で「女子はベストを着るのが当然」となっていただけでした。

ベストを着ないことで問題が生じたのは校章とクラス章をベストにつけられないことでした。ただ、これは学校指定のポロシャツには校章が刺繍で縫い付けられていることから、ポロシャツを着るならベスト無しでOKという扱いになったのです。

校則の存在に納得できない。

なぜ靴下が白色って決まっているんですか?

なぜそんな校則があるのですか?

と先生に訊いても「校則だから」としか答えてもらえませんでした。
なぜ自由にしてはいけないのか理由が分からないし、納得できないのですよね。

私達、親世代にとっては「校則」はあって当たり前の常識と思っていたのですが、今の子供世代の中には娘のように「なぜこういう校則なのか」と疑問が湧き出る生徒が少なくないようです。
娘が言い出した時には「また、ウチの娘が面倒臭いことを感じてるなあ」と我が子限定のこだわりかと思っていましたが、後になってインターネットなどで検索してみると、同じように疑問を抱いて先生に訊いたり、校則を変えようと生徒会活動等で行動する人がいることを知りました。

このように、娘は学校生活上でも様々な物事に対して疑問や不満を抱いていたのです。
感覚過敏があるような繊細なタイプだし、「なぜそれが必要なのか」という物事の根幹を理解しないと動けない特性もあるから余計に引っ掛かりを覚えていたのでしょう。
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支援級に行きたくない理由

娘の場合、発達障害や様々な苦手な物事があったため、支援級(知的障害クラス)に在籍していましたが、支援級の場合は勉強が少ない反面、通常級では行わない作業等を1つ1つ丁寧に行うというのが特徴です。

でも、娘にとっては、その「通常級では行わない作業」を1つ1つ丁寧に行うことが逆に嫌悪感を増すことに繋がりました。

娘の性格上、支援級での学習の大半は嫌だろうと最初から予想していました。でも、娘のIQや勉強遅れを考えると支援級しか在籍できないことは明白だったので、仕方なく支援級を選んだのです。

ちなみに、教育委員会では娘の性格まで判定の材料にはしませんし、できません。なので、支援級か支援学校の選択肢しか認めてもらえませんでした。

こういう部分は、現状の日本の教育システムが続く限り仕方ないことなんですよね。とても残念ですが、それによってミスマッチが生じて脱落する子供がいても仕方ない、ということになるのでしょう。

具体的には以下の内容が嫌だと感じていました。

  • 連絡帳、日課帳、日記を書くのが嫌だった
  • 体育館履きに履き替える際に紐をほどき、履くときに締め直すルールがあった。(もしかしたら、支援級の独自ルールかもしれない)
  • マラソン大会などの参加が嫌だった
  • マラソン大会へ向けて毎日走るのが嫌だった
  • 朝の会、帰りの会が嫌(支援級は日課帳の確認や、授業の振り返り、感想を言う、翌日の予定確認など時間が長くかかる)
  • 学校でジャージ生活、着替えが嫌だった(朝学校でジャージに着替え、帰りに制服に着替える)
  • ジャージや体操服は風呂敷に包み、さらにリュックに入れて持ち帰るのが支援級ルールだったが、この全作業が嫌だった

この中で半分くらいは予想できていたのですが、残りは予想外でした。

例えば、「ジャージを風呂敷で包んでリュックに入れて持ち帰る」という作業については、入学前に見学した際に、そういうことをやっています、という話を聞いていました。そして、支援級の先生は、

風呂敷というのは今の子供達が使わない道具ですが、結わき方の学習になるし、支援級の子供達には良い勉強になります。日本文化を学ぶという点でも有意義なんですよね。

という話で、それを聞いた時には

なるほど、良い勉強させているのね!

と共感していたんですよね・・・。

ところが娘にとっては、

風呂敷でジャージと体操服を毎日包む
→風呂敷は特大サイズを用意した(不器用な娘のために)
→でも、ジャージと体操服を入れると荷物は膨張する。
→リュックに入れるためには包みをギュッと押しながら小さく結わく必要がある。
→非力な娘には、「押しながら結わく」2つの作業を同時にやる力が足りない。
→膨張したままリュックに入れようとするけど、入らない。
→入らないので手で持ち帰ろうとする。
→先生に見つかって指導される。
→早く帰りたいのに帰るのが遅くなってしまう。

このように、苦手なこと、嫌なことが積み重なってしまいました。
で、こういう作業は間近で私も見ていたのですが、この部分でフォローが必要とは思っていませんでした。

(学校内の出来事なので、なるべく先生方に任せるつもりで黙って様子を眺めていました。私が出るとサポートするというより、「代わりにやって!」と言われる気がしていたのです。)

でも、学校を嫌いにさせないためには早期介入が必要だったなあと後悔してます。娘の場合、学校が快適でないと不愉快になり、自分の都合の良いように物事を捻じ曲げたりする傾向があるのです。それが娘の「こだわり」を増殖させる秘訣なんだなあ(悪い意味で)と今更ながら感じてます。

ちなみに、風呂敷については1年数ヶ月経過した時点で娘の様子を見て「これはマズイ」と感じて先生に相談し、

・風呂敷以外の手提げ袋でもOK
・リュック以外の手提げ袋を別に持ってもOK

ということにしてもらいました。

支援級ではリュック1つで登下校するルールがあったので、ジャージは風呂敷に入れ、リュックに入れるのが決まりだったけど、心理的に嫌という理由だけでなく腕力が足りないゆえの困難も大きかったのです。

でも、もっと早くケアすべきだったんですよね。

また、支援級では、朝の会や帰りの会が非常に丁寧だし、日課帳の記入も丁寧に行い、先生にチェックしてもらいます。なぜかというと、支援級の場合には、それをやらないと翌日の荷物や宿題を忘れる傾向があるし、見通しを立てるという意味でスケジュール管理が必須だからでしょう。

でも、やりたくないことを毎日やらされることで「嫌なこと」が強化されていくのですよね。
スケジュールについては、

(1)前の週の週末にプリントが配布されます。
(2)前日の帰りの会で翌日の予定を日直が教室のホワイトボードに記入し発表します。
(3)当日の朝と帰りの会の合間に、各自の日課帳に記入します。

ここまで何度も確認すべきことなんでしょうか。
字を書く練習になるかもしれません。でも、書字の苦手な娘にとっては苦痛の1つだったようです。(書字障害まではいきませんが、体幹が弱くて筆圧が弱いことから、文字を書く時には全身に力を入れる癖があり、未だに文字を書くとすぐに疲れる、と言ってます。)

また、毎日の持ち物欄に「体操着、ジャージ、汗ふきタオル、ハンカチ、ティッシュ、歯ブラシ、お箸、ランチョンマット、日課帳、日記帳・・・」と同じようなことを記入するのも「繰り返し」で苦痛なんですよね。

あと、日記については、その日の出来事を1~2頁(小学1年生で使う漢字ノートのようなサイズなので文字数は少ない)書くのも宿題だったのですが、文字を書くのが苦痛な上、娘は自分のことを書いたり話したりするのが大嫌いだったため、最初から日記はやりたくない、と言っていました。

1年生の時には

一言で良いから日記を書いてきてね!

と先生に声がけされたり、先生があれこれ工夫していましたが、

絶対イヤだよ!

このように娘が頑固なまでにやろうとしなかったので先生が断念した形で頓挫しました。

このように、教育委員会の判定が「支援級」「支援学校」であっても、支援級や支援学校の場合には授業カリキュラムが丁寧過ぎて、それが逆に仇となってしまうケースもあります。ですから、単純に「勉強ができないから支援級」「発達障害だから個別対応できる支援学校」が良いとは限らないのですよね。

支援級の先生が合わない意外な理由

支援級では、支援級の指導方法だけが合わなかったのではありません。
実は、支援級の先生方の考え方や、そもそもの教育制度や日本人の考え方そのものが子供の教育に不適切という気がしてなりません。

先生からのプレッシャー

娘に合わなかったのは、先生からのプレッシャーでした。
以下のことは、発言する先生にとっては当然のことであり、何気ない一言なのでしょうけど、感覚が鋭い子供達にとっては苦しい一言なんですよね。

「○年生なんだから、しっかりしなきゃいけません」
「○年生なんだから、下級生のお手本にならなきゃいけません」

学年が上がると先生に言われる言葉です。中学の支援級では、1年生の12月くらいから

来年春には上級生になるのだから、しっかり上級生としてお手本になるようにしよう!

と言われはじめました。そして、授業中の態度や、授業の合間の教室移動などの動作にチェックが入るのです。もっと素早くやりましょう、とか、こういう作業を下級生に教えましょう・・・なんて言われるのですよね。

将来の就労と忍耐力の関係

将来の自立(就労)のために、

我慢する力・耐える力・嫌なことを頑張れる力をつけましょう!

別記事でも書きましたが、支援級では小学校入学時から「将来の自立(就労)へ向けて」という目標を掲げて様々な学習や作業をしていく学校が多いはずです。(支援級は小学校中学校で合計3校しか知りませんが、どの学校もそういう考え方でした。)

支援学校とは?支援級か選択に悩んだグレーゾーン母親の違和感は?

大人になったら社会人として働くのは当然ですが、小さい頃から「我慢する力」をつけるために嫌なことを我慢するなんて、夢も希望もありませんよね・・・。
そして、様々な困難にぶちあたって大変な状況なのに「将来の就労を考えろ」と言われても、そんな余裕ないのです(。-_-。)

我が家の不登校の原因【まとめ】

我が家の場合、不登校の原因があまりにも多すぎて、これはどの学校でも無理だったなあ、というのが正直な感想です。

そのため、今後このまま高校生活突入するとマズイという気もしますが、どの学校でも共通するのが、

  • 決まりが多い
  • 先生や学校に管理される
  • 将来こうあるべき論が重視され、忍耐力が美徳とされる
  • 今を楽しめない

といったことで、多様性を認めない日本の公教育の問題そのものじゃないかと感じてます。
そして、娘の場合は様々なことに縛られ、とらわれ過ぎてしまい、「今を楽しめない」状態でした。

逆に言えば、縛りの少ない高校を選んだら「今を楽しめる」力も少しずつついてくるだろうし、そうなると、本人の特性に起因する感覚過敏などの問題もさほど気にならずに自分自身で対処できるようになるのではないかと思うのです。
そして、より一層、高校生活を楽しめるのではないかと感じます。

不登校を脱出するために

不登校の原因は子供によって全然違うし、不登校脱出法も様々でしょう。

でも、どんな子供の場合でも、「将来のために~」と言ったところで子供には響きません。
不登校にならずに済むには、また、不登校から脱出したい場合には、

「今、子供が学校生活を楽しんでいるか」
「楽しめていないなら、どうすれば楽しめるようになるのか」

これらを基本に子供を観察して、子供の困難を排除したり、軌道修正していくのが良いでしょう。

我が家でもこのような考え方で本当に高校生活が上手くいくかは分かりません。でも、以前の転校で失敗した際の表面上の分析ではなく、子供の気持ちまで踏み込んで分析したので、もし失敗しても軌道修正が可能と考えています。また、自分と子供の幸せのためにも次は楽しく乗り越えていこうと考えてます。

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この記事を書いた人
遅咲き星人の母

小学校と中学校で3回不登校した娘がいる主婦です。
現在は通信制高校のサポート校に通学しています。
娘は発達障害(IQ測定不能)のほか、母子分離障害、不安神経症、体幹の弱さ、感覚過敏(主に触覚過敏、嗅覚過敏、聴覚過敏)が酷くて集団活動が超苦手で勉強の遅れもあります。
でも、この数年間は支援者に恵まれ、親子共に少しずつ自己肯定感がアップしてきました。今は、家族とペット(セキセイインコ)が元気で楽しく過ごせる方法を日々考えながら、楽しく生活してます。

(詳しいことを知りたい場合は管理人名をクリックするとプロフィールページに移動します。)

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