不登校でスマホ依存どうすれば良いの?学力低下等の影響と対策は?

不登校でスマホ依存している中学生 日常生活

不登校中学生がいると心配が尽きませんよね。

ウチの子供、スマホ依存だしゲーム時間も長いし。

このままじゃマズいと思うけど、どうしたら良いの?

子供がずっとスマホやゲーム操作していると時間制限や没収を考えたくなるのですが、実際問題どうなのでしょうか。

我が家の場合、不登校娘はゲームには全く興味なかったものの、スマホを長時間使っていたので非常に悩みました。

この記事では・・・
不登校中学生のスマホやゲーム依存問題について、我が家で悩んだことや実際の子供への対応についてお話しします。

▼関連記事▼
不登校中の過ごし方で小学生の場合。昼間から自宅で一緒に何をする?
不登校で夜更かしの中学生に早く寝ろと言う親は失敗する!立て直し不可能?

スポンサーリンク

不登校だとスマホ依存しやすいの?

不登校の場合、やることがなくてスマホ依存になったりゲーム中毒になったり、YouTubeに夢中になったり・・・というケースが結構あるようですね。

ウチの娘の場合、ゲームやYouTubeには興味がないものの、その代わりにスマホ使用率がかなり高いです。しかも、娘には与えてないので私のスマホを長時間使ってます(。-_-。)

娘のスマホ使用状況

ウチの娘は母子分離不安があり常に私と一緒に行動しているため、本来ならスマホの必要性はありません。

一人でお遣い行けるようになったらスマホ買ってあげる!

と声掛けして母子分離を促しているのですが、娘の不安はまだ解消できずに離れられません。

とはいえ、自分で見たいものや操作したいものがあるらしく、スマホをテーブルに置いておくといつのまにか娘が操作していることが多いです。

(私はiPadも使っているのでスマホが無くてもさほど問題ありません。また、母子分離不安があると親子間のプライバシーが無いも同然で、私の情報は常にチェックしないと気が済まないため、パスワード設定して隠すこともできません。)

スマホやゲームをやる場合に注意すべきことは?

スマホを子供に与える場合や、ゲームをやる場合等には最初に約束事を決めておくことがとても重要と言われています。特に、不登校児だとゲームに夢中になり昼夜逆転の可能性もあるので最初の約束が肝心です。

また、オンラインゲームやブログ、SNSなどを行う場合には個人情報が出ないよう注意しなければなりません。今は中学校などでも1年に1回情報モラルに関する講習を行っているようですが、親としてもどのようなことを子供に教えるべきか等を理解しておく方が良いですよね。

といっても、どこまで親が理解してなきゃいけないのか分からないので、我が家では以下の資料を参考に勉強しました。

★参考記事:内閣府:内閣府作成リーフレット
オンラインゲームには様々な危険があります。そこで、子供が安全に使うために保護者が考えるべきことを分かりやすく説明してくれるのがこのページにあるリーフレットなのです。
リーフレットは子供の年齢によって(小さいか、中学生や高校生等か)適切なものを選んでご覧ください。

スポンサーリンク

スマホ依存は学力低下に影響するの?対策は?

スマホやゲーム依存だからといって、学力低下に影響するとは限りません。その依存程度や内容によって異なるので、子供の状況をよく見て対応することが必要です。

確かにスマホ依存やゲーム依存するほど夢中になっていれば学力低下に繋がる可能性はあります。また、夜更かしし過ぎて昼夜逆転で不登校になる可能性もある、などと言われています。

でもまあ、元々不登校状態の子供の場合、事情が違ってくるのですよね。

  • 生き甲斐、やりたいことが無い。だからスマホやゲームにハマっている可能性。
  • 勉強が分からずやる気にならない。持て余している気持ちをスマホやゲームにぶつけている可能性。

こんな場合にはスマホやゲームをやる行為を責めても意味がありません。なぜスマホやゲームに夢中になっているのか、子供の様子を観察したり、直接話して気持ちを聞いて理解することが重要なのです。

スマホ依存で学力向上する場合もある

ウチの娘の場合、スマホ依存のおかげで逆に学力向上したといっても過言ではありません。(といっても多少ですが。)

よくあるパターンかもしれませんが、娘の場合は小さい頃から

私って生きていて良いのかな・・・

やりたいこと無いし。生きていて楽しくないし。

という状態だったのです。そして、勉強も全く理解できず、勉強する意味も分からず不登校になってしまいました。その後もこんな気持ちだったので何をやるにも意義を感じることができずにいて、親としてはどうしたら良いのか分からず途方に暮れていました。

不登校の場合によくアドバイスされるのが、

子供のやりたいことをやらせれば良い。そこから伸びていく。

という言葉です。

でも、コレって、やりたいことが無い子供には非常に難しい内容なのですよね(T_T)

そこで、我が家の場合は放置するしかなく、半分諦めていました。すると、ふと気づいた時には、娘が私のスマホを頻繁に操作するようになっていたのです。

私はパソコンやiPadもあるのでスマホを娘に使われていても問題ありませんでした。そのため放置していたのですが、徐々に娘の会話の中に、私の知らない知識がポツポツ飛び出してくるようになったのです。不思議だなあ、どこでそんな情報得てくるのかな?と思っていたのですが、それがスマホ情報だったのですよね。

実は、娘はスマホでブログをよく見ていたのです。

どんなブログかというと、育児漫画や育児日記系の人気ブログでした。そして、毎日嘗め回すように見ているらしく、細かい部分までかなり覚えていたり、難しい漢字もいろいろ覚えていました。(自分で書くのは苦手ですが、文字を読むだけなら結構読めます。)

たかが漫画や日記から様々な知識を吸収していたのです。たかがブログと思ってたけど、これが学びになっているとは驚かされました。

かなり長時間読み漁っているようなのでゲームと同じじゃないか、時間制限を設けるべきか、とも悩んだのですが、娘にとっては楽しい時間であり、知識を吸収する(=学び)でもあり、下手に制限したり取り上げると、そこで意欲を削ぐのではないかという気持ちが湧いてきました。

ということで、スマホ制限するか悩んだ時期もありますが、娘の意欲を削ぐ可能性を考えて、制限するのは止めました。

スマホ制限しない代わりに言ったことは?

我が家ではスマホの時間制限はしていませんが、自由に使う代わりに次の2つのことを話しました。

・体を大事にすること
・SNSを使うなら、個人情報が流出しないよう慎重に使うこと

体を大事にすること

長時間スマホ画面を見ていると目が疲れてくるし、実際に中学生になり視力低下が激しいので、

目が疲れたらスマホやiPadから離れて遠くを見てね。

目が乾燥したら目薬をつけようね。
首が凝ったら首をぐるぐる回すこと!

など、体のことを気を付けるよう言い、見守るようにしました。

ただし、この注意についても、娘の想像力の欠如や天の邪鬼な性格を踏まえて先出しアドバイスはせず、娘が体の変化に気づいた段階で、そこに乗っかる形でのアドバイスをしました。(娘の場合、自分がイメージできない状況下でアドバイスしようとするとブチ切れる可能性があるのです。)

小学校で不登校していた時には1.2あった視力でしたが、中学生になり学校に通い出した途端に視力低下が始まり、今では0.4程度しかないのです。(たぶん、合わない中学校生活で常に緊張していたため、神経を遣い減らしてしまったことも影響していると思われます。)

なので、視力や目の疲れについては本人も気にし始めているので、そういう話を言い出した時にじっくり話し合うという感じでやっていきました。

SNSを使うなら個人情報が流出しないよう慎重に使うこと

子供がSNSを使う場合、個人情報が流出しないよう注意させることが大切です。

最近は中学校でも情報セキュリティ授業などが行われており、SNSを使う場合に個人情報が盗まれてしまう事例などを紹介しています。

我が家の場合、付き添い登校していた関係で私もその授業を見学していたのですが、近年の授業は非常に分かりやすい映像授業を行うので、それをしっかり見ていれば親が教えなくても問題なさそうではあります。

ちなみに、その映像授業は、

・スマホ写真データから地図の位置情報が流出する可能性がある。
・写真に写っていた電柱の住所表示から自分の住所が判別される可能性がある。

など、SNSの怖さがとてもよく理解できる内容でした。

ということで、不安障害のある娘にとっては、この映像授業で「SNSをやる場合の注意点」を学ぶよりも、

SNSって怖いんだ・・・
変な人に会ったら怖い。個人情報が盗まれたらどうしよう!?

という不安が強く湧いたようです。そのため、親の知らないところで勝手にSNSをやることは当分なさそうです。

親としては、不登校の娘にとっては、SNSが他者とのコミュニケーションの一環にもなるので、やっても良いよと声掛けしているのですが、不安を解消することが先決のようです。

★以下の記事では、小児精神科医の本田秀夫医師が不登校児とゲームの関係について解説しています。とても参考になるのでぜひご覧ください。
→参考記事:山梨日日新聞電子版:<16>家を安心できる場所に 不登校でゲーム漬け(1)
<17>不登校でゲーム漬け(2)

さいごに

子供のスマホやゲーム依存は問題だと言う見解も多いですが、その内容によっては有益になることもあります。親の目にはスマホやゲームは遊びと映るかもしれません。でも、子供にとって学びになっている可能性もあるのです。

ですから、子供が長時間スマホやゲームをしている場合は、どんなところに夢中なのか、なぜ夢中になっているのかを理解することが必要です。そして、「なるほど、この子はこれが面白くて長時間夢中になっているのか」と共感するところから始めてみましょう。

そうすることで、カーッと怒ったり、子供の行動にガッカリすることも減ってくるはずです。そして、何かしらの学びに繋がっていく可能性もあるので温かく見守っていきたいものですね。

スポンサーリンク
この記事を書いた人
遅咲き星人の母

小学校と中学校で3回不登校した娘がいる主婦です。
現在は通信制高校のサポート校に通学しています。
娘は発達障害(IQ測定不能)のほか、母子分離障害、不安神経症、体幹の弱さ、感覚過敏(主に触覚過敏、嗅覚過敏、聴覚過敏)が酷くて集団活動が超苦手で勉強の遅れもあります。
でも、この数年間は支援者に恵まれ、親子共に少しずつ自己肯定感がアップしてきました。今は、家族とペット(セキセイインコ)が元気で楽しく過ごせる方法を日々考えながら、楽しく生活してます。

(詳しいことを知りたい場合は管理人名をクリックするとプロフィールページに移動します。)

遅咲き星人の母をフォローする
日常生活
遅咲き星人の母をフォローする
発達障害グレーゾーン★自分探しの旅

コメント

タイトルとURLをコピーしました